この度、オーム社様より書籍を発刊しました。
ビジネスの現場で活かすデータ分析メソッド [ 石居 一平 ] 価格:2,750円 |
内容は?
ビジネスでデータ分析を活用しようとする際、インターネットや書籍で勉強しても、「で、結局どうやんの?」といったことになりがちです。
よくあるのは統計学の解説だったり、Pythonのコードが紹介されていたり… と、今ではデータサイエンスに関する情報が山ほどあふれており、まさしく「情報の海に飲まれて」しまい「なんか難しいから自分には縁のない話だったな」となると、非常にもったいないですよね。(せっかくのやる気が…)
そこで、大前提として『ビジネス×データ分析』を念頭に置いたときに、早い段階で役立ちそうな知識だけを厳選して盛り込みました。
ざっくりとした章立ては次のとおりです。
第1章 実務に使うためのデータ分析とは?
データ分析は何も統計学やデータサイエンスだけでなく、いろいろなアプローチの仕方があることを紹介するため、行動経済学の解説も入れました。そして、データ分析そのものについて、ビジネスではどういったツールと考えれば良いか、を解説しました。
第2章 分析ロジックとビジネスをつなげる思考メソッド
Python、Rなどでデータ分析を行うと、まず頭を悩ませるのが「前処理」で、これは現実のデータをどうやって分析するために整理すればよいのか、というのがテーマになります。そこで、「そもそも現実のデータをどうやって分析できる形にもっていくのか」について、いわば「発想の広げ方」についてのメソッドを解説しています。
第3章 ビジネス現場で使える分析手法
ページのボリューム的に、この書籍のメインですね。ここではひたすら「現場で使いやすい&サッと効果が出やすい分析手法の解説」を行っています。ポイントは、
・ほぼ数式なし
・ざっくりどんな結果が返ってきて、どう使えそうか
と、とにかく「あぁ、●●分析ってこういうことができるんだな〜」というイメージを頭に植え付けることを目的として書きました。
第4章 実務への適用メソッド
具体的に手法を使うとどんな感じになって、どう活かすのか、実例を用いて紹介しています。あとはちょっとしたポイントとかを入れてます。
対象読者は?
公には
このような方におすすめ
・ビジネスの現場でデータを活用する業務に従事する方
・ビジネス視点でのデータサイエンスを概括的に知りたい社会人や学生
となってますが、他に意識したのは
一回データ分析にチャレンジしたけど、なんだか難しくて・自分ではできそうになくてあきらめた方
にもオススメできる内容になっているかと思います。
ここが他の書籍とはちがう
まず、解説の例が「ほぼ日常シーン」です。
正直、『アヤメ(iris)のデータ』『タイタニックの生存者データ』『手書き文字』はワンパターンだと思っていたからです。
そして、「次のステップに進めるように意識した」ということですね。RやPythonのコードを載せていませんが、この本をきっかけに行動経済学やマーケティング理論に興味が湧いて、そちらへ発展させる読者の方がいる方が嬉しいかも。
結局のところ、最終的にはデータを活用して分析をやろうとしたとき、具体的にどんな手法でやれば良いのか、といった場面で「そういえばあれが使えるかも?」となるはずだからです。
このような狙いがあるので、統計学に絞らず、行動経済学やマーケティング理論、そして軸をビジネス現場に置いて、横断的に解説する構成にしています。
書店で見かけたら、ぜひ一度手にとって”なんだか面白そうなところだけ見てみて”ほしいですね。
ビジネスの現場で活かすデータ分析メソッド [ 石居 一平 ] 価格:2,750円 |
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